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シカゴ・ファイア シーズン7のMIDORIのレビュー・感想・評価

シカゴ・ファイア シーズン7(2018年製作のドラマ)
3.5
今回は引退するベテラン小隊長のためにお別れピクニックが開催されたり、ドッグコンテストや真冬の寒中水泳レース、チリコンカン対決など、これまでのシーズンよりもイベント多めで面白かったです。

必ず51分署を潰しに来る消防局の敵が現れるシカゴファイア。今シーズンは、前回シーズンに改ざんした書類を市長に提出して局長の座に就いたグリソムが刺客としてゴーシュを送り込みます。ゴーシュはただの内勤なので、大隊長の仕事を乗っ取って自分でやったりもしましたが、現場で全く使い物にならず、よくゴーシュを刺客に選んだなレベルの人選。結果的にいつも方法で追い出されてました。

シーズン6をもって降板したドーソンは、シーズン7の第1話にゲストで少し出演しただけでそれ以降パッタリです。ケイシーとの別れも案外アッサリしていて、ちょっとガッカリ。パイロットのときから、ケイシーに想いを寄せるドーソンと婚約者のいたケイシーの恋愛ストーリーはシカゴファイアの軸だったので、もう少し時間をかけて別れてほしかったなと思いました。そんなケイシーは、ドーソンがいなくなってから荒れ気味。ケイシーらしくないけど、家が燃えたり、何かと大変なことが多いシーズン。

ケリーは、ゴーシュにいじめられている(というかグリソム)大隊長のために、一肌脱いでいつものように不仲の父ベニーに助けを求めに行きますが、また喧嘩して別れてしまいます。それが最期の会話となってしまい、落ち込むケリーは、お馴染みの負のループに陥ってキッドすらも寄せ付けず、キッドも努力しましたが結果的に別れるはめに…まぁキッドもタイラーの一件とかでケリーを厄介払いしてたのはよくなかったと思いますが。そんなタイミングで、ドーソンと離婚したケイシーの家が放火に遭い、家を失ったケイシーにキッドがいた部屋を貸し出すケリー。なんとこのイケメン二人が同居とかいう夢みたいなストーリー展開に(笑)お互いに完全シングルとなったので、クラブに出掛けたり、モリーズ以外のバーで飲んだりめちゃくちゃ楽しそう!それにしても、シカゴファイアはベニー失って大丈夫なんですかね。いつも消防局の目の敵になっている51分署を、シカゴ消防局のスーパースターであったベニーが裏で口添えして51分署を守るというのがお決まりでしたが、これからどうするの?って思ってます。

51分署きっての優男クルースに、ついに素敵な恋人が!これがめちゃくちゃ嬉しかったです。いつも良い人止まりなクルースに美人でクルースにデレデレの彼女が出来て幸せそう。このまま上手くいってほしい。

実力はあるのに昇進出来なかったハーマンがこのシーズンでようやく小隊長に!小隊長になってから、「いつものように悪ふざけは出来ない」といいつつも、“9月の男”の回で事務所にマウチ、クルース、オーチスと4人で入ってコソコソ書類探してる回やポンプ車の部品を無くしてコッソリ仲の悪い消防署へ返却しに行ったり(笑)ERでジェリーを演じたアブラハム・ベンルービがゲストの回は感動的なラストでした。息子と同じくらいの少年がハーマンたちの消防車に激突して重体になった回では、自分の子供にも辛く当たってしまいシンディから怒られましたが、消防署で事情を知ったシンディはハーマンを抱き締めて一件落着。本当ハーマン×シンディの夫婦は、数ある海外ドラマの中でも屈指の理想夫婦です。

ドーソンを失ったブレットは新しい救急隊員と上手くいかず、何度も隊員を変えていましたが、大隊長にこれで最後だ!と言われて組んだ相手は元レイクショア病院研修医のフォスター。救急隊員以上の知識を持つフォスターは救急隊員として可能な処置の範囲を越えたりしてブレットを困らせますが、時間の経過と共にプライベートでも仲良くなっていきます。女だけで休暇を過ごそうと宿泊地へ向かう途中に横転したバスをブレットとフォスターだけ(ラストにちょっとだけキッド登場)で救った回は見応えがありました。数少ない女性メンバーとしてキッドもこの2人とよくつるんでいる。ブレットは牧師と付き合ったり、ケイシーに色目使ったかと思ったら、また牧師に戻ったり。にしても、ケイシー狙うのはさすがに無くない?と。離婚したとはいえ、親友の元旦那だし、離婚直後に狙うとかブレット怖すぎる。アントニオにしてもケイシーにしてもドーソン周辺の男狙いすぎ。近くに置きたくないタイプの女だなと思いました(笑)

今のところガッツリ見てるのはFIREだけなので、PDとMEDがクロスオーバーすると話についていけず(笑)今配信してる最新がこのシーズン7なので、次はPDとMEDを見たいと思います。
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