脚本が岡田惠和
演出が宮本理江子という、
最後から二番目の恋スタッフのドラマ。
星野源のテーマ曲SUNが良かった。
基本的に、最後から二番目の恋を劣化させた感じ。
前回は男女の会話劇場中心だったのが、
今回は人の痛みと傷と再生がテーマになっており、その心意気は買いたい!
ただ、出来はイマイチ。
みんな変な人で良い、そんな人たちや生活を愛してるという、岡田惠和の世界。
前回の坂口憲二に続いてまたしても、
男性のエンジェルが登場する。
今回は藤木直人。
藤木直人史上一番好きかな。
阿部サダオはいつも通り、主演にすると少しキツイかなあ。
問題はヒロイン2人。
山口智子も水原希子もイタイキャラ設定なのだが、本当にイタク見えて、視聴しててどこかあまり心地良くない。
イタク見えてもどこか可愛いとか、の部分がないと共感しずらいものだが、そこの部分が少し弱い。
山口智子がライバルの女子に久しぶりに会って言われる一言のシーンは良かった。
ヒロイン2人はかなり頑張ってたと思うが、頑張り過ぎてて個性が強すぎるので、
この2人以外ならどうだったんだろうと考えてしまった。
徳永えりと山下リオはいつも傍役だが、徳永えりと山下リオ史上、一番出番あり良かった。
カウンセラーが一言も話さないとか、最後みんなでの、あー!とかは良かった。
エンディングには少し驚かされたが、その経緯がいまいちしっくり来なかったので、後味はそれほど良いものではなかったのが残念。
どんどんカオスになっていくエピソードは満載なのだが、笑ったり心動かされたりするものがあまり無いのがなあ。
でもまあ、前回の小泉今日子と中井貴一の2人がスマートで上手いということなのかもしれない。