橘くん抱いてください！のドラマ情報・感想・評価・動画配信

恋も男性経験もないすみれは、婚活に挑んでも会話すら続かず失敗ばかり。唯一自然に話せるのは、会社の人気者・橘孝太郎だけだった。ある日、橘に食事へ誘われたすみれは、勇気を振り絞り「セックスしてほしい」と告白する。橘は「恋人になってくれるなら」と条件を出すが、すみれはそれを“恋人のフリ”だと勘違いしてしまう。

橘との関係を“恋人のフリ”だと信じるすみれは、社内で交際が噂になり戸惑う。元気で人懐っこい後輩・柿崎と親しげに話す橘を見て、自分もあんなふうに自然に接したいと羨望を抱く。初めて橘の部屋を訪れたすみれは「男に慣れるまで、このままでいよう」という言葉に、自分たちの関係が偽物だと確信し、フリを続ける覚悟を決める。しかし、その夜交わした熱いキスは、演技のはずだったのに――。

飲み会帰り、後輩・柿崎に「橘が迷惑している」と聞き、動揺するすみれ。自分たちの関係は橘の優しさにつけ込んだ偽物だと胸が痛む。しかし、自宅で再び橘と唇を重ね、温もりに甘えたいと思ってしまう。数日後、風邪で寝込んだ橘を看病するうち、すみれは彼の新たな一面に触れ、心が揺れ始める。

風邪が治った橘に「この関係、いつまで続けるの？」と問いかけたすみれ。その言葉が、橘に「自分は“フリ”だと思われていた」という衝撃を与える。動揺を隠した橘は、「俺の誕生日に答えを出す」と告げ、口を閉ざしてしまう。関係が終わると悟ったすみれは胸を痛めるが、同僚の石神と話すうちに、橘への想いが“フリ”ではない、本物の恋だと気づき始める。

橘への想いが本物の恋だと気づき、逆にぎこちなくなってしまうすみれ。他の男性とは自然に話せるようになったことに気づき、自分の恋心の深さに戸惑う。橘とバーで飲む約束をし、迫る誕生日のことを考えるうちに、すみれはつい飲みすぎてしまう。家まで送ってくれた橘の優しさに耐えきれず、酔った勢いで「本当に私と関係を持ちたいの？」と挑発的な態度をとってしまうが――。

挑発的な態度から再び一夜を共にしたすみれは、もう以前のような「フリ」には戻れないと戸惑う。会社の同僚と楽しそうに話す橘に、初めての強い嫉妬心を覚え、苦しくなる。あふれる想いに駆られ、お泊まり用のパジャマを衝動買いしてしまうすみれ。「本当の恋人になりたい」――。抑えきれない気持ちに背中を押され、友人に相談したすみれは、勇気を出して橘をデートに誘うことを決意する。

初めてのデートに挑むすみれは、友人が考えた"恋のミッション"に挑戦。手をつないだり、距離を縮めたりと、一つずつクリアするたび胸はドキドキと高鳴る。想いが抑えきれなくなり、勇気を出して橘を家に誘うすみれ。橘の温もりと香りが肌に触れるたび、心も体も甘く蕩けていく――。偽りのはずだった関係が、たった一つのデートで、本物の恋へと変わっていく。

後輩の柿崎から呼び出されたすみれは、「橘さんと別れてほしい」と告げられる。初めて現れた恋のライバルに戸惑いながらも、すみれは橘への想いをはっきりと伝え、柿崎と向き合う。真っすぐな柿崎の気持ちに触発されたすみれは、自分もきちんと想いを伝えようと決意。来る橘の誕生日に、手作りのケーキで「偽りの恋」に終止符を打ち、本当の気持ちを告げる覚悟を決める。