2020年9月19日〜
NHK-BSで放送が始まったので見直そうと思う。
「殺人処方箋」
1968年。シリーズ化前の単独TVムービー。音楽デイヴ・グルーシン。超久し振りに観たけど、あっという間にコロンボのしつこさに飲み込まれてしまった。ついつい犯人の方に肩入れしてしまい「うまくかわせ」などと思いがち、という妙な感覚が甦った。しかし2時間枠でコロンボにネチネチやられるのは犯人じゃなくてもキツい。最後は かなり大掛かりな力技。もう忘れてはいたけど直前にオチを推理できてしまうのは残念。なおコロンボの階級は“警部”。見た目もかなりシュッとしている。 4.0
「死者の身代金」
パイロット版。1971年。「殺人処方箋」から3年も経っている。犯人役リー・グラントのキャラ立ちがすごい。自ら操縦するセスナにコロンボと乗るシーンが印象的。義理の娘が狂言回し風な立ち位置で、かなり場を荒らすというか悪目立ちしている。コロンボはビリヤードをしたりチリを食べたり。 3.1
「構想の死角」
スティーヴン・スピルバーグ監督作。冒頭からカメラワークが凝っている。光と影の使い方も印象的。アッというどんでん返しなどではなく、終盤既にコロンボは犯人を確信していて、それを遺族に話して協力を求めるという、こんなパターンもあるのか。しかし被害者の妻がどのような協力をしたのかよく分からない。犯人の自白の仕方も なんとなくぼんやりしていて、コロンボが見つけたというメモも実際に存在するのかどうか最後まで不明。犯罪自体はかなり詰めが甘い。 2.6