映像がまず美しい。
ショパンの雨垂れも。
脚本だけでなく、映像や演出もほぼ岩井俊二かと思う出来。
カメラマンや照明が同じスタッフなのだろうか?
長澤監督はこの作品しか知らないのだけど、勿体ない。
もっと他の作品が見てみたい。
本郷奏多と杉咲花が適役過ぎて素晴らしい。特に本郷奏多の感情を抑えた演技が本人ととても合っている。
一番特筆すべきは、CGやスペシャルエフェクトの使い方。
モノリス関係のデザインや色、演出の仕方が、日本映画、ドラマ史上最も美しく自然に描かれている。
本当にこういうのがあるんだろうなと思わせる出来。
少し残念なのは、葉山と中村蒼の演技力。
リリーは良かった。
最後の映画での、本郷奏多の長台詞やそれに対する桜井美奈の返事、アドリブと褒められる杉咲花の台詞にはグッとくる。
最後の空の〇〇は、最初に戻ったということで良いのかな?