ねまる

ダウントン・アビー シーズン4のねまるのレビュー・感想・評価

4.2
シーズン3、衝撃のラストから始まるシーズン4。
明るくわくわくした気持ちで花ひらいたシーズン3とは大違い。
悲しく、沈んだはじまりの中でも、それぞれの中で立ち直っていく。
落ち込むことが、死者への弔いではない。
落ち込んでも、また進んで行かなくては。
止まった時を動かす、そんな人生の話。
大好きなヴァイオレット、コーラ、そして、カーソン、ヒューズ、みんなが教えてくれた。
だいぶ、もう、ダウントン・アビーが人生や人間の教科書になってきたよ。

メアリーがマシューを亡くして、人間性が変わる(元に戻る)のが秀逸で、自分を愛してくれる人が側にいると、こんなにも人間というのは善人でいられるものか、と。
シーズン3のメアリーは、すごく可愛かったから。
そんなメアリーが、ローズの婚約者に対して、結婚を説くのも痛かったし、
「もう少し世界が優しければ、諦めたりはしなかった」と婚約者が言うのに対して、
「そんな世界なら応援したわ」
と返すのも、メアリー...涙。だった。

シーズン1から真面目で、誠実で、心の美しいアンナが大好きなのだけど、
そんなアンナが苦しむ姿が辛い。
善人だから報われるわけじゃない…
いつかベイツと幸せになって、、、
こんなに良い人間は幸せにならなくちゃ。

シーズン4も面白かったのだけど、
他のシーズンに比べると、イライラしてしまうシーンが多かった気が…
メインキャストのメンバーチェンジも寂しくなってくるほどの慣れだし。
ロバートとトーマスが不在が長いのも悲しい理由かな。
まぁ、私の心の1ページなのは変わりませんが。

シーズン5も楽しみ。
ねまる

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