ふじこ

キャッスルロックのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

キャッスルロック(2018年製作のドラマ)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

真冬の森、捜索が打ち切られ、あとは春の遺体捜索に移行した一人の少年。
一人で探し続けていた保安官が氷の上に佇む少年を見つける。
マイナス40℃の中、凍傷もなく発見された彼はしかし何も憶えていなかった。
失踪した11日間の間に、彼の父親が重症で見つかりその後死亡した事から、彼へ疑いを抱く人もいた。

そこから数十年。
ショーシャンク刑務所の署長が退職の日に自殺を図り、後任の女性署長が就任。
収容者を増やそうとかつて火事で閉鎖されていた区域へ人をやると、地下深くに謎の男性がいるのを発見。
刑務所の収容者ではなく、更に何も語らない男性に困惑していると一言、”ヘンリー・ディーヴァー”と。
それは冒頭で行方不明になっていた少年の名前であり、今は成長して死刑専門の弁護士をしている。
彼を持て余した署長は経歴を気にして秘密裏に処分しようかとも思っているようで、それを察した彼を発見した刑務官は匿名でヘンリー・ディーヴァーに電話をする。

ショーシャンク刑務所にほど近いキャッスルロックの町は育った場所でもあり、認知症を患う母を序に尋ねる事にすると、少年だった彼を発見したあの保安官がたまに泊まりに来ているようだった。
彼に、前所長が飛び降りた場所と俺がお前を見つけた場所が同じだった、と聞いて見に行くヘンリー。
そして、地下に監禁されている謎の男性の前で煙草を吸いながら”見つかったらヘンリー・ディーヴァーを呼べ”と言って去っていく生前の所長。
で、第一話終わり。

う、うわぁ謎めいてるー!ってなっちゃう。
だがしかし。認知症の母親、既に死亡しているが生前頭のおかしかった父親、死んだ所長、お向かいの家の元女の子、最初の方に出てきて後からえらい事になる引っ越してきた人、まぁなんか色々あり…。
最後の9話辺りまで 一体なんの話なんだ…ってずーっと思ってた。
つまりこう…平行世界が交差してしまったっぽい話みたいなんだけど、それにしたって向こうの世界のヘンリー(例の青年)怪しすぎない?ホントは違うんじゃない…?どうなのそこのとこ。よく分からないんだよな~
特に死んだ所長はなんであんなに固執していたんだろう、死んだ父親の方は分かるんだけど、彼にもなにか特別な出来事があったのかなあ。

雰囲気と出だしはすごく良かったのに、謎めきすぎて そろそろお尻が痛いな とか余計な事考えたりしちゃってる内に終わった。なんかシーズン2もあるっぽいけど、どう続くんだ…?
スティーヴン・キングのこの町だけ持ってった別のお話なのかなあ。

シシー・スペイセクは良い感じに年を取ったなぁ~
ふじこ

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