このドラマについては、中立な立場でしか話をすることができない。
何故ならそれぞれの3人、シングルマザーを選んだ環境、考え方、すべてにおいて自分とかけ離れすぎているし、共感部分も何一つないからだ。
だからと言って否定的な気持ちにもなれない。肯定する気持ちも全くない。
今まで当たり前とされてきた母親や結婚の概念から、新しい形を提唱した作品として、勇気づけられた人もたくさんいるに違いない。
しかしながら、私はこういう生き方はしたくないし、できるならばこういう生き方を選ぶ人は少なくあって欲しいと思う。
自分の人生を犠牲にしたり、諦めたり、退屈を選んだり、そういう風に生きている人を擁護してしまいたくなる自分の感情が、時折この物語に冷たい視線を送ってしまった。
子どもという存在を重きに置いた時、とても身勝手な大人の物語であることを、わかりながら観るべき作品だと思う。