同じ社内の未婚独身男性3人の、それぞれの環境と価値観に基づいた恋愛模様が、狭い領域で織り成される、クスッと笑えて、ほのかに心があたたまるような物語。
キャスティングが絶妙で、役所広司、段田安則、西村雅彦がこの独身男性3人組。
さすが実力派の俳優揃いで、役の性質が本人の気質ではと思うほど、ピタリとハマっている。
女性陣も絶妙で、松本明子、余貴美子、菊池麻衣子。
この3組がそれぞれ相手をクルクルと変えながら、恋を育んでは別れていく。
やはり少々残念なのはヒロインが松本明子というところ。いい女役には不適当。。
悪くはないが、どうにも入り込めない。
ただそのモヤモヤを埋めてくれるのが、男優陣の演技力。
大石静脚本には段田安則がいつも出演していて、そういう背景もまた楽しい。
そして、タイトルバックは松原弘志でした!