とぅん

バリー シーズン4のとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

バリー シーズン4(2023年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

クジノーにハメられて刑務所に行ったバリーや彼に関わったメインキャラクター達のその後を描くファイナルシーズン。
シーズン2ぐらいまでにあった笑いは皆無で、見事に全員が転落していく。

途中まではバリー、サリー、クジノー、ハンクそれぞれの視点で、それぞれが堕ちていく過程をやるので、前シーズン同様になかなか重たい。
バリーが脱獄したことで、山小屋に匿われたクジノーがバリーに怯えて、息子を間違えて撃っちゃったり。
堅気になろうと言っていたのに、ハンクが勝手に逆方向に進もうとしてしまってクリストバルを失ったり。

後半はバリーとサリーが逃げて人里離れたところで息子ができて、8年が過ぎたところから始まる。
クジノーがバリーを撃ち殺した結果、クジノーがバリーの罪を全て被って極悪人になったってのが世間の真実になって、バリーはヒーローのようにもてはやされ、息子のジョンがそれを元に作った映画を観るラスト。
これは皮肉たっぷりで、このために後半のシリアスな展開が積み上げてたんだなと思った。

ただ、やっぱり序盤のユーモアというか、抜けが恋しくなるようなシーズンだったなぁ。
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