確定申告がようやく終わった夜に一気見しました。今年は医療費控除とかいろいろ大変だったのよ、それはまあいいとして。
1994年てほんの約20年前なのに、こんなに価値観が違っていたんだなという驚きがあります。女性は男性に求められる範囲で働き、望まれて結婚し家庭に入るのが「幸せ」であり、そんな専業主婦を甲斐性のある男性(当時は良い時代だったのでしょうね。働くほど全てを手にできるような。男たちがみんなギラギラしてエネルギーを感じますよ)が養うという縮図が優勢な時代。そんな時代の理不尽に耐える(怒る)典子とカメラマンの彩、総合商社にコンプレックスをもつ賢の3人に降りかかる人生の物語です。
約20年で価値観は変化してしまっても、異動とか転職とか友人や恋人との関係性の変化とか容姿の変化とか20代後半から30代にかけてが激動なのは同じだと思うんだけれど、そこをこのピッタリなキャストで実にうまいことドラマに落とし込んだものだなと改めて思いました。脚本家さんも実力派ですねぇ、今と違って。また何度でも見たいです。
ラストの事の顛末に関しては賛否両論ですけど、こうじゃないとちゃんと12話で終わらないんでしょと私は思いました。令和なら少し違った感じになるかもしれませんね。
私もこんなふうにバリバリ働いて大好きな人と恋をするんだとリアタイ当時は思っていたし、毎年マライアキャリーのこのクリスマスソングを聴くたびにこのドラマを思い出しています。
私もこの典子のように理不尽な異動とか転職とかその先でのいろんな出会いとか経験してバッチリ共感してる訳なんですが、ここまでの情熱を注ぐ前に心身共に疲れてしまったのが残念です。
この人たちのようなバイタリティが欲しかったなあ。
