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鬼平犯科帳 第1シリーズのkojikojiのレビュー・感想・評価

鬼平犯科帳 第1シリーズ(1989年製作のドラマ)
4.0
こんなに良かったのかと毎日痺れている。画像が4Kリマスターー版になったことも大きい、本格的時代劇に飢えていたこともあるだろう。しかしなんと言っても私が歳をとったことが一番大きい。私は確実に進化した。🤭

少し落ちると思っていた松本幸四郎。
残念ながら圧倒的な差があった。吉右衛門の平蔵はキセルの扱い方から酒の飲み方、街を歩く時のいなせな感じまで、どこを切り取っても絵になる。おまけに声までいい。これは幸四郎、伯父に追いつくには10年はかかるぞ。
吉右衛門、恐るべし。
デジタルマスター版になって映像は美しく、すごく観やすくなっている。吉右衛門の平蔵に痺れる。

まずは記念すべき第1シリーズ第1話鑑賞。
今回は、平蔵の復帰で困った盗賊の闇の頭が平蔵暗殺を浪人に依頼する。
この剣豪の浪人役は近藤正臣だ。

第2話は萬田久子、江守徹がゲスト。
今度の幸四郎新シリーズ第1話がこれにあたる。
彦十(江戸屋猫八)登場。

第3話の強盗は蛇(くちなわ)の平十郎(石橋蓮司)。
若い彼だが、捕まるまでのきっぷいいのだが、あとはあんまりだった。

第4話は地頭の丹兵衛(日下武史)。彼に憧れるのは小房の粂八(蟹江敬三)だ。しかし丹兵衛は変わっていた。裏切られたかれの元に現れたのは、灸八の考えと全く同じ考えの盗人(島田正吾)だった。
灸八は平蔵の犬になる。
染みるドラマだ。
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