アトランタ シーズン3の4の情報・感想・評価

俺らは70年前までアメリカだったぜ

トビアス・シーガルS3E1に続いて再登場 役名違うけど、アトランタS3におけるメインキャラ不在回では彼の存在は何か象徴的な感じなのかなと思った(うまく言語化できないけど…) しかし毎度絶妙なバランス感覚で作られててすごい 自分の不勉強を恥じる

自分のおばあちゃんやおじいちゃんを辿ろうとしても奴隷主の名字でしかわからない、番号しかわからない、どこから連れてこられたのかもわからないそういう生々しさや公共の場所でもいれてもらえなかった過去やオーナーの気分次第で殺されたりレイプされたりという、ヒトでないものとして扱われる怖さを、大昔の人たちはおかしなことをするもんだですませると実はそれがいつ自分に跳ね返ってくるかわからない。賠償もそうだし国によって問答無用にとり扱われる事態だって憲法が書き換えられれば起こりうる。差別はファシズムのはじまりというのを肝に銘じておかないとな。日本もやらかしまくってる国だから怖い。みていてどこに行きつくのかと震撼としながら見ていたけれど思いがけずけれどいい落としどころでニッコリしてしまった。ああそうか。だからスパゲッティが上手だったのかみたいな。それにしても本国で放送中、シーズン3えらくituneのコメント欄とかで酷評されててどうしてかと思ったけれどこういうことに真正面から取り組んだドラマ作ってたからなんだなと納得。自分もちゃんと勉強せねば。

かなり考えさせられた。単純に皮肉の効いて面白い「アトランタ」の印象がガラッとかわった。アメリカの社会問題を正面から映し出していて、すごいなと思った。主人公アーンが出ないエピソードも、ひねりが効いているしよい。

どう解釈したらいいんや…。どの立ち位置で観るか、ある意味試される回。

この悪夢、日本こそ他人事では無い

こんな怖い話あるんですね、ないですけどあったら怖すぎます。 ハングオーバーのダグの俳優が出ててハングオーバーでは主人公のうちの一人なのに出番少なかったからなんか嬉しかったです。 アトランタは人種差別の話がいっぱいで考えることたくさんあって考えすぎて訳わかんなくなります

うおお これはなかなか皮肉がきいてるラスト　衝撃的な内容 多分このストーリーは、オバマ元大統領が制作にも携わってるという「クロティルダの子孫たち」ドキュメンタリーがベースになっていそう DO THE RIGHT THING 観た後のなんとも言えない気持ち、思い出した　

無関心他人事の代償。凄い話。

「ザ・ビッグ・ペイバック」 奴隷制の賠償金を請求されるお話。これもファンタジーじゃないよな。調べてはいないけど実際にありそうな話。この手の話をちゃんと描けるところが流石「アトランタ」製作陣。

ジャスティン・バーサ主人公回？ こういう話が作れるということが向こうの表現への姿勢と、本作品が作り上げてきた実績をなにより物語っている

誰にとってのモダンホラーか？

先祖が元奴隷主だと賠償金を支払う世界。すごいバランス感覚で作られてる。アメリカ国民ならどうこの話を受け止めるんだろう。日本ではこういうのが顕在化できないのが何だかね…。

日本人にも全く関係ない話ではない