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シカゴ・メッド シーズン4のMIDORIのレビュー・感想・評価

シカゴ・メッド シーズン4(2018年製作のドラマ)
3.0
ドラマなのでね…まぁそういうキャラクターがいないといけないのですが、全員ウザいし面倒くさい。メッド自体が明るいドラマではないので、メッドに登場すると他のシカゴのキャラクターまでウザくなる現象は一体なんなんですかw

ウィル×ナタリー、イーサン×エイプリル、コナー×エヴァのカップルも特に良い印象がなくて、他のシカゴだと微笑ましいカップルが多いのにメッドだけなぜ…?三角関係が多すぎるし、みんな愛の方向が狂っている。ファイアやPDのほうは現場が外にありますが、メッドは現場が病院の中だけなので、そういう閉鎖的な空間で生き抜くには癖強くないとやっていけないのかも。

3話「判断」で、出血を止めるためには妊娠中の胎児を取り出す必要があり、ナタリーと医学生カリーが説得にあたりますが、信仰心や長年の不妊によって胎児を取り出すなら手術を受けないという女性の件では、“医師は神ではない”というのを突きつけられました。「私たちは医者なんだから、神様より私たちの言うことを聞くべき」というカリーに困らされるナタリーとチャールズ先生。「宗教や人種やその人の生き方を尊重しながら治療するのが医師としての仕事」と話していたチャールズ先生の言葉が印象的でした。その後もカリーは主観的な態度で仕事をしていて、医師というのは命を救う以上にコミュニケーション能力のほうが大切な仕事なのだなと思わされました。

ウィルとジェイの父親のポーカー仲間だったレイに、結婚式の宴会場を借りようと往診へ出向いたウィル。ウィルの下心はバレたものの、レイは快く宴会場を貸してくれることになり円満交渉成立と思われましたが、これが思わぬ方向に。レイはウィルの思っているような善人ではなく、極悪人だったようで、シカゴPDと FBIが合同捜査で張り込みをするような人物でした。ボイトやFBI、弟のジェイまでもウィルを利用して捜査協力させますが、医師として患者を守りたいウィルは警察と衝突。守秘義務からナタリーにも話せず、ナタリーともギクシャクしてしまい、これはいくらなんでもウィルが可哀想でした。

“プリティ・リトル・ライアーズ”でエズラ役を演じたイアン・ハーディングが10話の「孤独」からフィリップ役で出演して、ナタリーと親密になります。フィリップもなかなかヤバイ奴で、まともな役も少し作ってほしいw

次のシーズンでコナー・ローズ先生役のコリン・ドネルが降板です。病理医を演じていたニーナ役のパティ・ミュリンは実の奥様なのですが、お子さんが産まれるということで、家族の時間を確保するために降板するそうです。海外ドラマの撮影というのは過酷なので………1年のうち10か月はミッチリ撮影して、2か月の休暇の後、また10か月の撮影が始まります。なので、コリン・ドネルの降板は仕方ないかなと思いました。ただ、コナー・ローズは良い医師だったし、シカゴの中ではまともな部類だったのに、イカれた女ばかりと付き合っていた設定だけは納得がいかないです。長く出演していたら良い女性が現れたのだろうか…?
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