都会で起きたとある出来事により、実家に戻り負い目を感じている女性と、ネットオークションの出品者である男性との交流を描いた作品。
テーマは好みだったけれど、主人公の性格や取り巻く人々、町の雰囲気がどうにも好きになれず。
特に母親が無理過ぎて。近くで一人暮らしするか、なんなら故郷付近に住むのやめなよとしか思えなかった。
会話のやり取りや２人の交流はなかなかじれったくて好きでした。
ただ「福山雅治みたいなおじさんはいません」って台詞、必要あった？谷原章介が言っても説得力なくない？

映画にはあまりなさそうなセリフ回しやらで、いかにもドラマって感じがよかった
最初こんなピュアな女性いるかよって思いながら観てたけど、実は結構こじらせてた
多分現実的にもあの時代に田舎であの家にいたら何にも変わんないよね
病院の同僚のおばちゃんが神田川俊郎みたいな風貌してて気になったけど、このままの状況でずっと過ごしていたら常盤貴子もいずれ神田川俊郎みたいな風貌になっても気にしないおばちゃんになるっていうメッセージがあるのかもしれない

地方の41の女の話。和久井のドラマも自殺を考えるほど追い詰め、傷つけられている。
常磐の力が生きる。控えめだけど力強く、女としての欲望も演じられる。ピュアさと欲望の両方。
谷原が爽やかだ。
そして、八千草薫が素晴らしい。
田舎の景色も美しい。