バットマンシリーズ前日譚、シーズン4。
副題”A Dark Knight”が付いているだけあって、ゴッサムの荒廃が進むきっかけとなる事件やブルース・ウェインの葛藤も描いていて、見応えはあるけど観ていて辛かった…
ある意味ブルース坊ちゃん反抗期編でアルフレッドが可哀想。
ゴードン刑事は毎シーズン新たな美女と恋仲になるのに、結局は酷い目に遭ってる気がするなあ。
S3までに登場した悪人が不幸な生まれだったり精神疾患のような症状で悩んだりしていて憎みきれなかったのに対して、S4前半の悪役は「生まれながらのサイコパスでしかないな？」とかなりムカついた。
こいつのせいでS1から好きだったキャラクターが死んでしまって怒り倍増。
前半は好きなキャラクター同士の対立も多くてその意味でもしんどかった。
ペンギンちゃんの相変わらずな不憫可愛さが救い。悪人だけど。
後半の悪役はジョーカーことジェローム。
演じるキャメロン・モナハンはジェロームと双子のジェレマイアそれぞれを演じていて、演じ分けがすごい。
キャラクターへの愛着が湧き、俳優の演技力に感嘆する一方で、このドラマならではの「撤退すると思ったそのキャラクター、あっさりゴッサムに戻ってくるの？」が相変わらず続くのは、「それってどうなの？」とツッコミ入れたくなってきたかな…
