このレビューはネタバレを含みます
ゴッサムは、これまでに作られたバットマンの実写映画や原作の印象的な絵を再現しているシーンが結構あって、それだけでも興味深かった。特に良かったのは、リドラー/エドワード・ニグマが自分がヘイブンを襲撃した現場を目撃していた車椅子の女性を窓から突き落とすやつ。映画版だと自分の研究を認めてくれない気に入らん上司を椅子にくくりつけて突き落としてたよね（笑）最終話で、キャラクターたちが映画やコミックでよく知る姿で登場したのも興奮した！ジムは、すごく尊敬できるかっこいい男だった。女性との関係以外はな！！！！！「一夜の過ち」とか言ってバーバラを妊娠させておいて、自分はリーと結婚できる神経がわからない…。それにしてもジムの体は頑丈だね！！！ペンギンとリドラーの腐れ縁悪友コンビは、最後の最後まで元気に暴れ回って最高でしたね…！結局ゴッサムシティ出ていくのやめてジムたちに協力して街を救うのワクワクした。ペンギンの頼みでリドラーが隠れ家から連れ出した〜みたいな描写があったマーティンが、再登場しないまま終わっちゃったのは残念だった。マーティン本当可愛くて好きだったなぁ…。ペンギンが養護院でちょっと声かけただけの男の子が、いつのまにかペンギンにとって「守りたい存在」になったっていうのがすごく良かった。悪人でも、誰とも恋愛関係にならなくても、身寄りのない子どもを愛して守ろうとする人間にはなれる…。バーバラ、妊娠して陣痛きてるなか銃ブッ放したり赤ちゃん産んですぐ捕まって戦わなくちゃいけなかったり、本当大変だな…。タフな女でかっこよかった。ペンギンとリドラーは個人での状況の変化も色々あったけど、特に2人の関係性の変化も面白かった。ブルース・ウェイン役のデヴィッド・マズーズ、良いとこの上品な坊ちゃん感がぴったりでとても好きだった。かわいい。イケメン。そして成長が早い！（笑）ジム・ゴードン役のベン・マッケンジーやセリーナ・カイル/キャット役のキャムレン・ビコンドヴァ、エド・ニグマ/リドラー役のコーリー・マイケル・スミス、オズワルド・コブルポット/ペンギン役のロビン ・ロード・テイラー、バーバラ・キーン役のエリン・リチャーズ、レスリー・トンプキンス役のモリーナ・バッカリンと、ゴッサムは本当にキャストが良かったと思う。みんなハマり役で、キャラが生き生きしてた。ファイナルシーズンが今までの半分ほどしか話数なかったのもあってか、マーティンのその後は？とか昏睡状態になったソフィアはどうなったのか？とか色々謎が残るラストではあったけど、シリーズ全体としてはゴッサムという街の権力争いの構図がどんどん変わっていくのがすごく面白かったと思う。
