ドラマウォッチ生活も再開しようと思い立ち、U-NEXTを漁っていたら、気になっていた本作がもうすぐ配信終了だったので急いで試聴。再開一作目に重厚なミニシリーズを見れて大満足です。この前見た『フレンチ・ディスパッチ』と、牢獄で絵を描くベニチオ・デル・トロが被るという奇跡付き。
ベン・スティラーは『LIFE！』のイメージしかなかったから、こんなダークで濃い世界観を見事に演出できていることにびっくりした。脱獄もののスリルよりダーク・ユーモアを重視したことによって、実録ものであるが故の「事実は小説より奇なり」感が満載。あ、こういうやり方があるのかと素直に感動した。濃すぎるベニチオ・デル・トロ、ひょろっとしてそうで肉体労働担当だったのが良かったポール・ダノ、ある意味被害者なのにその二人を食ってしまうパトリシア・アークエット、メイン三人が凄かった。大満足です。
ベストエピソード：６話。過去話をトリッキーな構成で、それ故に全員の物語をちゃんと際立たせた傑作エピソード。最後のパトリシア・アークエットが強烈過ぎて忘れられない。
