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ホテルデルーナのkazataのレビュー・感想・評価

ホテルデルーナ(2019年製作のドラマ)
4.0
半年に一度は見たくなるのが韓国ドラマ……ってことで、大好きな映画『ファイ』のファイことヨ・ジングくんと歌手として日本デビューもしているIUちゃん主演で、生者と死者の狭間の世界を描いた本作をウォッチ。
(日本にも馴染み深い死生観だから、この手のドラマを見ると韓国にしろタイにしろ身近に感じられるから良き!)
(ついでにIUちゃんの代表曲?『Good Day』を今更ながら聴いてみたけどロングトーン凄いね!)

いや〜、久々にしっかりした韓国ドラマをフルで見ましたが、やっぱり作品としてパワフルと言うか骨太と言うか……鑑賞時のエネルギー消費量がハンパなくて疲れるわ!(笑)
(韓国ドラマって"見てパワーを得る"んじゃなくて"パワーを奪われる"感覚…笑)
(一話ごとの尺が長いってこともあるけど、各話で見応え十分だから長編映画が16作続いてる感じ……だから韓国ドラマって見たくても気軽に見れないところがあって、その点、タイドラマはいい意味で韓国ドラマの40〜60%クオリティーって感じで見やすいんだよなぁ)


時代劇パートと現代劇パートが混在(=因縁モノは韓国の十八番展開!)しつつ、セットや衣装・小道具の金のかけ方は豪華だし、、、やっぱりアジア圏だと韓国ドラマが断トツで飛び抜けてることを痛感。
物語的にも"囚われの姫君の救出ミッション"という王道展開がベースにあって、さらにそこからの救出=成仏という"アンビバレントさ"を孕んだ感動必至設定も加わってるから強力だし、おまけにツンデレなIUちゃんと心優しいヨ・ジングくんのバディ感&プラトニックな恋愛劇も微笑ましくて良き!ついでに各エピソードの小ネタとして"現代社会が抱える諸問題"への目配せもあるし……そりゃ面白いわ!と納得。
(CGのクオリティだけがやたら低くて逆に安心感を得られるというね…笑)

とにかくクライマックスへかけての物語の推進力と言うか牽引力の力強さが半端ない!
(この辺が韓国ドラマの醍醐味なんだけど、「早く次が見たい!」ってなって一気見することになるから、余計に気力も体力も持っていかれてしまうというね…)

("しつこさ"は韓国ドラマの魅力なんだけども、、、やっぱり長い!最終話のテンポ感だけサクサクだから、その感じで12〜14話ぐらいにまとめてくれたら極上だったかも…)


エピローグで「こいつ誰?」ってなったけど、2ndシーズンへと続くようで……重ね重ねしつこいって!(笑)
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