逆鱗

チェルノブイリの逆鱗のレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
5.0
この時、私は10歳。事故があったことだけ知って今まで過ごしてきたけど、初めて詳細を知った。

ソビエト連邦というウソ、社会主義というウソ、それが剥がれたという象徴的な事故だったと初めて知った。

原発の周囲で暮らす住民は、その危険性を何も知らされず暮らしていたことがよくわかる光景がたくさんあった。

原発で火災が起きているのに、呑気に見物して死の灰を浴びる、防護服なしで消防隊は消化活動をする…あえて危険性を政府は知らせてなかったんだだろう。

そんな中でも、ありとあらゆる手段を使って、事故を封じ込める様は、ソビエト連邦だからこそできることだと思った。
60万人徴用するなど、すごい中央集権感がハンパない!

FUKUSHIMA50も良い作品だと思ったが、こちらもまた良い作品だった。
政府の闇もキッチリ表現し、真っ向から真実に挑んだ力作であった!!
逆鱗

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