面白かったですねー。
そんなに前情報入れないようにして観たので、1話のアメリカの大昔のシットコムの中にワンダと死んだはずのヴィジョンがいて、なんだなんだと楽しんで観ました。
全編楽しげな第1話なんですがどこか不穏な空気も感じさせて、その不穏さがきっとエピソードを増すごとに拡大していくんだろうなと思うと次へ次へと止まりませんでした。
なるほどこれは映画ではなく、ドラマならではの面白さにあふれた設定と物語の語り方だと思いました。
しかもエピソードが進むごとに時代設定やそれに合わせてシットコムの作りも変化していくじゃないですか、途中から急激に懐かしい時代の作りが出てきて笑みがこぼれます。
しかも、エピソード7にいたっては、まさかのっけからもろに『ジ・オフィス』（アメリカ版）のパロディが始まり、最高でしたね。笑
このシットコムの世界の真相は真ん中ぐらいで割とはっきり明かされるし、観る人のだいたいの予想通りと言ったところですが、じゃあなぜワンダにとっての逃避先の世界がシットコムだったのかのくだりはちょっと涙腺にきましたね。
わかる、そうだよねと。
悪い予感が一切しない世界、現実とは違うそんな世界がテレビの向こうにあるんだと、目をキラキラさせる子供にとって、そういうフィクションも大事だよねと思い出しましたね。
