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心の傷を癒すということのtetsuのレビュー・感想・評価

心の傷を癒すということ(2020年製作のドラマ)
5.0
地元が舞台で、父がエキストラとして参加、尊敬する知人が出演しているということもあって、視聴。

阪神淡路大震災を経験し、精神医療に携わった実在の医師・安 克昌さんの人生を描く、人間ドラマ。

『東京物語』の一節。
老夫婦の妻は亡き息子の妻・紀子に尋ねる。
「でも、あんた、今はそうでも、年をとると、一人じゃ寂しいけぇのぉ」
それに、対して紀子さんが言った言葉。
「いいんです。私、年取らないことに決めてますから。」

劇中に登場した引用を思い返すと、本作のラストは『東京物語』への1つのアンサーだったんだな、と。

安さんの妻が導きだした答えが、紀子さんとは違っていて、本当に良かった。
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