地元が舞台で、父がエキストラとして参加、尊敬する知人が出演しているということもあって、視聴。
阪神淡路大震災を経験し、精神医療に携わった実在の医師・安 克昌さんの人生を描く、人間ドラマ。
『東京物語』の一節。
老夫婦の妻は亡き息子の妻・紀子に尋ねる。
「でも、あんた、今はそうでも、年をとると、一人じゃ寂しいけぇのぉ」
それに、対して紀子さんが言った言葉。
「いいんです。私、年取らないことに決めてますから。」
劇中に登場した引用を思い返すと、本作のラストは『東京物語』への1つのアンサーだったんだな、と。
安さんの妻が導きだした答えが、紀子さんとは違っていて、本当に良かった。