シーズン2はコロナの話がメイン。
毎週金曜日の楽しみが終わっちゃった💦
シーズン3も気になる💦💦

よみがえる新型コロナウイルスの恐怖

シーズン1では、テレビ業界のスキャンダルと派閥争いが描かれましたが、シーズン2ではさらに大きな時代の変化がキャスターたちを翻弄していきます。

前シーズンのラストで番組を離れたアレックス（ジェニファー・アニストン）は、再び表舞台に戻ることに。一方、ブラッドリー（リース・ウィザースプーン）は番組の顔として活躍しつつも、自分自身の家族やアイデンティティに向き合うことになり、キャスターとしてだけでなく、一人の人間としても大きく成長していきます。

■ テーマは『再生』
本シリーズの大きなテーマの一つは、『「人生はやり直しができる』」ということ。

どんな過去があろうとも、どんなスキャンダルに巻き込まれようとも、人は立ち直るチャンスがある――そんなメッセージが強く描かれていました。

特にブラッドリーはシーズンを通して最も成長したキャラクターの一人であり、彼女が自分の家族や性的指向について向き合い、公にできたことは大きな転機だったと思います。

■ 新型コロナウイルスの恐怖
また、シーズン2では新型コロナウイルスの流行がストーリーに組み込まれ、当時の緊張感がリアルによみがえる演出になっていました。

このドラマが公開されたのは2021年の9月で、まさに新型コロナの恐怖真っ只中だったことを考えると、いち早くコロナ禍をエンターテイメントの題材にできたことは見事だと感じました。

ニュース番組を舞台とする作品だからこそ、最前線で働く人々がどのように未曾有の危機に直面したのかがリアルに描かれ、視聴者もあの混乱の時期を追体験することができました。

■ クライマックスの連続
本シーズンも全10話でしたが、シーズン終盤、第9話でブラッドリーの感動的なインタビューがあり、これがクライマックスかと思いきや、続く第10話ではさらに感動的なストーリーが展開され、期待を大きく上回る締めくくりとなりました。

このドラマが持つ、最終話で全てをひっくり返す力は相変わらず健在で、最後の数話で一気に印象が変わるほどのクオリティでした。

■ そしてシーズン3へ
また、黒人キャスターのダニエルや、お天気キャスターのヤンコにもスポットが当たり、彼らの葛藤や人種問題に絡んだストーリーにも深みがありました。

相変わらず、パワフルな女性たちに翻弄される男性たち、という構図は変わらないですが、特にダニエルには強く感情移入できる部分が多く、今後の活躍に期待したいと思います。

シーズン2も相変わらず怒号が飛び交い、混沌とした展開が続きます。

シーズン1ほどの衝撃的なスキャンダルこそなかったものの、人間関係の複雑さや、それぞれのキャラクターが抱える問題に焦点が当たり、よりパーソナルなストーリーとして深みを増していました。

シーズン1の衝撃を考えると、若干のパワーダウンは否めませんが、撮影時期がコロナのロックダウン真っ只中だったことを考えると、その中でこれだけのエンタメ作品を作り上げたのはさすがです。

シーズン3では、再び変わりゆくテレビ業界と、キャスターたちの人生がどう交差していくのか。今後の展開に期待したいです。

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余談：
本作は先日シーズン4への更新が発表されました。
まだ続くのは本当に楽しみなのですが、ちょうど今日（2025.2.20）、NETFLIXでロバート・デ・ニーロのドラマ「ゼロデイ」の公開が始まったので、シーズン3の前にまずはそちらを楽しみたいと思います😋

オンタイムのネタを取れ入れるスピードに圧倒されます。2は人間関係を描きながら2019年のカウントダウンから物語が進み、イタリアや武漢のシーンを入れ込みながら主役の3人が次々と難題に巻き込まれる驚きの展開で、あっという間に10時間のドラマを観てしまうことになる傑作。