ごめんね青春！のとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

クドカン脚本のTBSの学園ドラマ。

仏教系の低偏差値の男子校と、その隣のキリスト教系の高偏差値の女子校が試験的に統合することになったことで始まるドタバタ青春コメディ。

毎回人間模様が変化していったり、新しい展開を供給してきたり、根底に人情噺があるのがさすがはクドカンといった感じ。

主人公は男子校の出身で、母校の教師となったのだけど、昔に両校の亀裂のキッカケとなった火事の原因を作ったと思って、罪の意識を持ったまま、それでも統合に懸命になって、周囲の人間の心を掴んでいく。
最後はちゃんと周りの人々に赦されるのがホッコリ。

ちゃんと学園ドラマの教師らしく、生徒の前で語るのだけど、これがどれも面白くて脚本の妙を感じた。

クドカンドラマのミューズ森下愛子が主人公の死んだ母親で、観音菩薩像に扮して出てきて、ナレーションまでやってるっていう美味しい扱い。
それに、今作のMVPは確実に満島ひかり。
何だか気難しいようで、可愛らしい教師を好演していた。この人の魅力によるところが大きかった気がする。やっぱ凄い俳優だわ。