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Life 線上の僕らのkazataのレビュー・感想・評価

Life 線上の僕ら(2020年製作のドラマ)
2.5
各国のBLドラマを見比べる中で、(全く知らなかったけど)劇場版の公開もしていたらしい本作をウォッチ。

白洲くん演じるアキラが独善的過ぎて全く好きになれなかったから、無駄に振り回される楽駆くん演じるユウキ&小島藤子ちゃんがただただ可哀想なんですけど……
(ただ白洲くんはクズ男系の役どころが似合うと思うからキャスティング的には正しいと思う…ってかタバコを吸い慣れてる感がいいね 笑)
(アキラの家族が「いつの時代?」ってぐらい偏狭的な価値観なのもスゴい……けど、こういう価値観の人もまだいるんでしょう)

アキラとユウキが別れる件(アキラのモノローグ説明を聞かされても納得できないし…)の唐突さや、ユウキの執拗なまでの分離不安というかアキラへの執着もよくわからないし(それが純愛で片付けられたとしても納得いかないし…)、「どうしてもこの二人じゃなきゃダメなんだ!」って納得できる何かを個人的には見出せなかったかな。
(白線ゲームとやらで運命的な出会いを果たしたから…ってだけで異性愛者だった二人が一気にBL発展するもんなの!?)

(思い返せば『糸』には「あの二人じゃなきゃダメなんだ!」って納得ができたからいい純愛映画だったと思う…)

(約20年間にもわたる二人の恋愛劇を、トータル尺2時間弱の4話で描くのも無理があったんじゃないかな……ってか各年代の時間配分がおかしくない!?)

(途中で「どっちもゲイじゃないんだから…」的なセリフがあるけど、二人ともずっと「女子と恋愛関係になるかも」的な描写は一切なかったよね…少なくともアキラの方は同性愛的指向が強かったってことでいいのかな?)

白線ゲーム中のアニメなファンタジー描写をもっと生かして、年月経過後もユウキの方のエピソードでちょこちょこアニメ描写(年齢が上がるに連れてアニメ表現にも変化が現れてる…)とかあっても良かったのに。

クライマックスで炸裂するご都合主義展開の驚き以上に、アラサー息子の母役で奥山佳恵がキャスティングされたことが何よりも衝撃でした!(笑)
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