このレビューはネタバレを含みます
超正統派がざっとわかり、その中で生きる人たちの自由のなさがわかる。
そのため、主人公エスティの脱出は、危険だけど夢のようにも思う超正統派の女性たちもいるだろう。
最後の方のエスティの迫力美しさは、感動する。
(このドラマを見て、『少女は自転車に乗って』を思い出した。
女性が車や自転車に乗ってはいけない)
子供ができないのに子供を産めというプレッシャーって苦痛だろう。
逃げたくなる状況だ。
特にこの超正統派ユダヤ教では、殺されたユダヤ人を取り戻すかのように、女性に何人も産むことを必須とさせる。
そのためにこの宗派の人数はかなり増えてるらしいが…
ニューヨークで超正統派ユダヤ教の夫と見合いして結婚した主人公が、夫を捨てて、1年後ベルリンへ。
超正統派では、いろいろな戒律があり、自由がなく、そのため、情報は得られず、その中だけで完結している。
見た目から特徴で、男性は黒っぽい服装、くるくるした長いもみあげ。
女性は子供を産むことが重要。髪は他の男性に見せてはいけないため(誘惑と捉えられる)坊主にしたり、ターバンをまいたり、かつらを受けたりする。
見た目からして、みんな制服を着たように自由が制限されているし、超正統派だとわかるようになっている。
主人公エスティには、子供がなかなかできなかった。
夫はみんなすぐに子供ができるのになぜだと焦っている。
夫は、この宗派のために情報が少なく相談する人も母親にするしかないという状況。
いつも母親になんでも聞いて、従ってきた男である。
この宗派に所属せず、自由な生き方をしていたら、こんなことにはなってなかったかもしれないし、それでもなってたかもしれないが。
エスティは夫と超正統派から脱出した。
その後、音楽家たちに出会い、自分の人生を見つめ直す…