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2getherのHALのレビュー・感想・評価

2gether(2020年製作のドラマ)
4.4
とっても楽しかった!全員かわいい……
きゃあきゃあ言いながら一気に観てしまったので感想書くの困るな。最初の数話は想像よりもはるかにテンポが良くて、観ようか迷っている人は1〜2話見るだけでもかなり引っ張っていかれちゃうんじゃないだろうか。僕は序盤も序盤、タインがサラワットに偽の彼氏をやってもらおうとアレコレやってる時に自転車に乗ったタインと車に乗ったサラワットが並走するシーンでやられました。自分でもなんでこのシーンなんだろ?と思ったんだけど、なかなか日本ではなさそうなシーンというか、ぶっちゃけインド映画の『RRR』みたいな躍動感というか、一眼見て出会うことのなかった二人が同じ方向に走り出した瞬間のように見えて感動したからだと思う。

序盤のグリーンちゃんが本当に本当に可愛くて、ぶっちゃけグリーンちゃんと別れるための工作をやる主人公タインとそのいつメンチームはやってることがギリギリアウトすぎてわりとイライラしてました。いやでも、ずるいのがこいつらずっとアホで、睡眠薬飲ませて寝た隙に逃げろ!とか絶対アウトなのにそれをタインが間違えて飲んだあたりでもう全部受け入れました。あとはかわいいが待ってる。くっついたり離れたりわちゃわちゃしているストーリーは基本的にストレスフリーというか、どこか楽園めいたキャンパスライフを過ごす彼らを微笑ましく観ていたら完走してしまった。サラワットは爆イケだと思うけど、言うことがいちいちJ-popみたいでこいつギター弾けなかったら相当やばいんじゃないかとか考えてしまった。タインの友人フォンは一人だけフォンを育てる師父みたいな風格があってフォン先生!とこっそり呼んでたら続編のスティルでは本当に「哲学者」とか呼ばれ始めてて笑った。

推しはボスです。あまりにもボス。出てくるたびに顔面が奇妙な動きをしててボスが出てくると字幕読めなくなって戻したりしてた。あまりにボスの情報量が多いので後半とか見切れてる感じになってたし、いいからボスを映せ〜ってなってた。それゆえに相棒マンの恋の行方はずっとワクワクしながら観ていたし、同じく片想い組のサラワット弟もかわいい。でも、ミル先輩はどう考えても悪徳プロデューサーの眉毛だし、あまりにもナチュラルにプーコンを痛ぶってしまうのであれは美しい悪魔。ただ、悪役がいないこの作品における真の悪魔はタインの側にいるあいつらだと思う。友達になったら楽しいんだろうけど、ドラマ後半におけるボス&マンの株爆上げパート(そうとしか見えない)を見てしまった今、あいつらマジでその場のノリで発言してたなぁ……と思う。タインも大概だけど。
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