うさこ

アメリカン・ホラー・ストーリー:1984のうさこのレビュー・感想・評価

4.0
待望の9作目は80年代のカルチャーへのオマージュでいっぱいのホラー。子どもの頃に震えながら見た「13日の金曜日」そのもの!で1話目から引き込まれました。いわくありのキャンプ場でフラグ通りに次々とおこる惨劇は少し長すぎて(怖すぎて)うんざりもするのだけれど、中盤からのアメホラらしい展開はなかなか面白かったです。

いつものキャストが少ないことは残念のなのですが、新メンバーも魅力的な方がそろいました。前作から存在感を見せているコーディ・ファーンが今回も当たり役です。Gleeのマシュー・モディンも初登場で、ショートパンツにTシャツインの80年代ファッションが決まりすぎて笑えます。ジングルさんは過去作「怪奇劇場」でも本当に怖かったのですが、「シカゴ7裁判」でも主要メンバーを演じている方で中盤以降に持ち味を発揮します。アンジェリカ・ロスという女優さんも初めて拝見しましたが、前作からいたんじゃないかと思うような存在感があります。

それでもやはりリリー・レイブのようなレギュラーメンバーが出てくるとわくわくしますね。彼女が今回はストーリー上もキーパーソンとなっています。

かなりの死者が出るし残虐な表現が多いですが、ポップな80年代の雰囲気で物語は進み、ラストはさわやかなハッピーエンディングでほっとしました。(何か見落としているのではないかと、もう一度見直したくらいです。)キャストやスタッフも楽しんでる感が伝わってくるドラマでした。
うさこ

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