Kapporiya49

ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルーのKapporiya49のレビュー・感想・評価

3.5
こんなに暗くて重くて地味なのに、1分たりとも退屈しないし眠くもならない。人生の奥深いところをグリグリ抉ったかと思えば、こんな些細な幸せもあると思わせ、尚且つこの先どうなるんだろう?というサスペンスも味わえる。ホントにとんでもないドラマだった。

マーク ラファロが双子を一人二役で演じていることについて言えば、見た目もキャラももはや違う人すぎて一人二役の意味があったのか?とさえ思う。でも彼の幅広く奥行きのある演技あってこそのドラマであることも間違いない。

妄想型統合失調症の双子の兄よりも、「あなたが心配」と出会う人々に言われる弟。なぜそんなに心配されなければならないのかが最終話で仄めかされた時、彼に明らかな変化が起きる。コレがグッと来た。
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