「なつぞら」のレビューでも少し書いたが、『たった半年で、人の一生を語るなんて気が狂ってる』と……（笑）。。。もちろん褒め言葉なのだが、それが今作では三世代の100年ストーリーと聞いて、どんな感じになるのか半信半疑でした。
それが見終わって、ビックリ。
すんごく良かった！！
そりゃあ若干、駆け足（すぐ赤ちゃん産まれるとか）もあるけど、消化不良になることなく、綺麗にまとまっていたと思う。見事な伏線回収でした〜。
最初の掴みの「安子パート」が素晴らしすぎでしたね。稔さんとの馴れ初め。兄弟で一人の女性を好きになってしまうって……萌。私は、勇ちゃんを応援してたんだけどなあ。あんなコテコテの恋愛ドラマ、今時やらない分、とても新鮮でした。
そして「るいパート」における、深津さんの美しさったら！！ 惚れ惚れしちゃいます。どうやったら、あんな年の取り方をできるのでしょう。ドラマも良かったけど、深津絵里という女優に、私は興味津々ですよ！！
最後は「ひなたパート」。川栄ちゃんと言えば、めちゃイケの学力テストの印象が強いんですよね〜。（あと切り付け事件）……あの頃を知ってるだけに、英語喋れるか？と思ったけど、ずいぶん立派になったもんだ。
これまでの朝ドラは、実在の人物をモデルとした伝記であり、いわゆる生き様を描くものだったが、「生き方」より「絆」に焦点を当てたのは珍しいのではないだろうか。
それは、まだ収束せぬコロナ禍で、人との絆の大切さを感じる世の中と、マッチしているようにも思う。ステイホームで隔離され、離れ離れになっても、人を想う心を忘れてはいけないことを、思い出させてくれた。
