外は清々しい秋晴れ。そんな気持ちの良い日差しを横目に、家に引きこもり、胸糞鬱ドラマを一気見してしまった!! ーーでも、それはそれで良いんですよね。なんせ巷ではコロナが大流行。実は、もっとも品行方正な時間の使い方なのかもしれません。
さて、今作はいわゆる『大金をかけたデスゲーム』となってます。パッと思い浮かぶ範囲でも、最低5個は似たような他作品があるような。まさにそれらの良い所を寄せ集めたような印象です。
ひたすらベタを突き進む展開に、「ほら、当たった〜」と途中からクイズ形式に切り替わるのもご愛嬌で、そんなチャチャを入れながら見るのに、とても丁度いいドラマでした。
全部見終わった後でも、何故この人が主人公なのか未だに謎ですが(運の強さだけ!)、こういうデスゲームの主人公って、頭脳明晰とか何か特化した強みを生かし、勝ち進んでいくものじゃないの?
「今際の国のアリス」と同レビューになりますが、今作も脚本云々より映像ビジュアルを楽しむべき作品と言えます。残酷で非情なゲーム内容とはかけ離れた、ポップでノスタルジックなゲーム会場は美しく、目に見張るものがありました。
後半から頭痛に見舞われながらも、9時間ぶっ通しで見てしまうほどには面白かった!! 如何に自分がこのジャンルを好きか、思い知らされた一作です。