斬切りバーニー

アダム&アダムの斬切りバーニーのレビュー・感想・評価

アダム&アダム(2022年製作の映画)
3.1
タイムトラベルが可能となった、2050年。ひょんなことから、大人のアダムと子供のアダムが力を合わせ、未来の危機を救うーーという話。

あ、全然関係ないけど、ひょんなことの「ひょん」って一体何なんでしょうね。ネットで調べると諸説あるみたいだけど、使うたびに気になってしまう。まあ便利でいいけどさあ〜。


……と、同じくらい話が雑!!

まず、数々のタイムトラベル物が禁忌としてきた、過去の自分との邂逅を平気で破ってくる!! それも何故ダメなのかは分からないけど、今までそれを守ってきた創作者達に、「ツーブロックが校則違反なのはおかしい!」と訴える高校生と同じような自由さを感じてしまうのだが(笑)


ライアン・レイノルズとショーン・レビィ監督と言えば、「フリー・ガイ」でもそうだったが、感想があっさりしてしまう傾向にある。ひとえに映像の派手さを楽しむものだからだろう。

今作でも、戦闘機のスピードや敵とのアクションシーンなど圧巻。しかしCGでの映像技術が、ある程度、飽和してしまった現代において、やはり話の面白さが鍵を握っていると私は思う。

技術の進歩は止まらない。いずれ古いものに変わってしまう。そこで振るいに落とされないものとは、時代に左右されない「話の面白さ」ではないだろうか。