荒野の狼

The Door(原題)の荒野の狼のレビュー・感想・評価

The Door(原題)(2008年製作の映画)
5.0
The Doorは2010年のアイルランドの17分のロシア語の短編映画でYouTubeで英語字幕付き全編が視聴できる。原作は1997年にノーベル賞作家のスベトラーナ・アレクシエービッチによる『チェルノブイリの祈り』の中の" Monologue About a Whole Life Written Down on Doors, the testimony of Nikolai Fomich Kalugin" による。冒頭は、ある男がドアを外してオートバイに積んで盗み出すシーン。この後、1986年のチェルノブイリ原発事故で男の家族が避難し、被爆により女の子が病院に運ばれる様子が描かれる。この後、冒頭のシーンの謎解きがあり映画は終了する。2010年アカデミー短編映画賞のノミネート作品で、アレクシエービッチのホームページでも紹介されている。撮影は、事故で全住民が避難し現在は廃墟となっているウクライナの北部にあるキーウ州の市であるプリピャチで撮影された。
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