このレビューはネタバレを含みます
FILM REDではなくFIlM Adoに改名した方がよいのでは？
賛否両論だろうなぁ…
これまでのワンピース然としたものを求める人なら違うものを出されて期待はずれになり、むしろあまりワンピースファンでない人やAdoファンの方が楽しめるかも？
今作はウタというキャラクターを好きになれるかなれないかで意見は真っ二つに分かれると思いました。
映画オリジナルのヒロイン、ウタのライブから始まり、ウタの楽曲と連動しながら物語も進みます。
体感、映画の半分くらいがウタが歌っています。Adoやウタが好きなら良いけどそうでない人からしたらくどく感じるのも無理ないです。劇中歌が7曲も、しかもフル尺で流れるんですから。
あとそもそも論としてストーリーと歌の配分が破綻してます。
ウタというキャラに感情移入する前に狂ってくから置いていかれる。
ウタが好きになる前に精神崩壊していくので嫌な奴だと感じる人も多そう。
映画配布本を読んでやっとそういうことか…と補完できるくらい説明が雑。
曲数を減らしてその分をルフィやシャンクス、ウタの描写を描くべきでした。
25周年を記念して作られた作品がルフィでも一味でもシャンクスでもなくぽっと出の新キャラに一番焦点が合ってるのってそもそもどうなのか。
「いかに儲けるか」
これしか頭にない人達が広告最優先で作られた感がすごい。
原作ではウタのウの字も出てこなかったのに存在しない記憶を捏造し公開前から尾田さんお気に入りのAdoを猛プッシュ、一流アーティストに7曲も楽曲提供、CDやVtuberみたいなことをしてメディア展開で商売する気まんまんな匂いしかなかったので期待値は低かったですが案の定でした。
私はやっぱりルフィ達が主役でたくさん活躍しているところをOP映画に求めているので……
OP映画見にいったらAdoさんのライブ見せられて終わったって感じでした…
ここまで散々disってきましたが、もちろんよかった点もあります。
ウタ（Ado）の音楽とライブ感。声の迫力が伝わるのでエンタメとして楽しかった。ライブ好きな人は絶対IMAXで見た方が良い。
・赤髪海賊団と麦わらの一味の現実/虚構の共闘バトル。すごい熱かった特にヤソップとウソップ…！あれはもしかして将来的に麦わらVS赤髪になった時にバトる相手なのかなとか思った。
まだTVアニメでは公開されていないギア5もファンへのサプライズとして嬉しかったです。
最後に一つ。
ラストの「海賊王におれはなる！」が雑すぎません？困ったらとりあえずこのセリフ乱用するのやめなよ。
