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アキラとあきらのshuntaのレビュー・感想・評価

アキラとあきら(2022年製作の映画)
5.0
優秀な若いバンカー。アキラとあきら。
名前は同じ。優秀なのだが性格が正反対。
融資先を救済しようとする温かいあきら。
冷静沈着、感情に左右されないあきら。
二人は同期でライバルでありながら、
全く違う道を歩んでいたのだが、ある企業を
巡って運命が重なり合う…。

池井戸潤の作品らしい。いい。すんごくいい。
泥水すすって汗をかくことがかっこいい。
バッドエンドに抗う過程がかっこいい。
何かこういう人が世の中をよくしているって
信じたくなる…信じたい。

今作品で考えさせられるのは、理想と現実の
狭間で、言ってることは誰も間違いではないところ。

嫌なこと言う人もたくさんいる。
みんな正しいの。それぞれの正義がある。
その正義と正義の戦いが見もの。かっこいい。

配役も素晴らしい。豪華だけじゃない。
適材適所。すごい。主役の二人もいい。

さぁ、泥水すすって仕事するか!!って
元気になる作品です。
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