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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ーのshuntaのレビュー・感想・評価

5.0
望まない妊娠から女性を救う草の根活動の話。
1960年代後半のアメリカ。中絶は認められない時代。

お腹の中に赤ちゃんができ幸せいっぱい。
しかし、妊婦の体が出産には耐えられないことが
判明。中絶をしようにも認められない。
判断するのは妊婦の気持ちに寄り添わない男性医師
ばかり。いろいろ方法をためすものの…。
そんななか、街角に張り紙。電話をすると、
中絶を非合法で請け負うシアターだった。

前半は助けられる側だったんだけど、後半は
助ける側に。色んな事情がある人を救うことに
やりがいを感じ、こちらの想像以上に、この世界に
踏み出していく。大丈夫なのかなと心配になる。

中絶を望む人が多くて、さばききれず、選択が必要に。
しかも経済的な負担は絶対条件。ただ電話をかけて
くる人は経済的に困窮している人が多くて救えない。
そのジレンマを大胆な方法で解決していく。

権利を獲得する社会的な作品は好き。
やっぱり人々の力強さ、切り開くところに感動する。
今では当たり前のこと。先人たちのたゆまぬ
努力の成果であることを実感する。

また本作品のポイントは、シガニー・ウィーバー。
愛は霧の彼方へ、エイリアンシリーズ。まさに
レジェンドです。スクリーンで見られるのは幸せ。

大変よい作品です。
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