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メタモルフォーゼの縁側のmiiのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.2
雪おばあちゃんを演じる宮本信子さんがチャーミングで素敵だった〜!
わたしも彼女とお友達になりたいと思っちゃいました。

書店に飛び込んだ雪さんは
表紙の綺麗さで一冊のマンガ本を手にする。
この本がご縁で 書店のアルバイトうららと知り合う事になる。

その本がボーイズラヴの内容なので
読んでいくうちに「あら!」「まぁ!」など
驚いたりとか 感動詞を表す仕草がとても可愛らしいの。

彼女はマンガ本にのめり込み
「こんなにワクワクしたの 久しぶりだわ!」と うららと友達関係になる。
亡くなったご主人の墓前に向かって
「ごめんね。まだそっちには行けないわぁ」と。
彼女はお庭に花を植えて「咲くのが楽しみね!」と 未来を楽しみにしているの。

映画が始まってから ずっとわたしの口角は上がっていました。
彼女を観ていると ついにこにこしちゃう。

雪さんから 飛び込む勇気を学んだ。
いつでも微笑みを絶やさない事を学んだ。
いつもあんなにニコニコしていたら 福が舞い込んでくるわよね。

うららも彼女から前向きになる気持ちを分けてもらい
彼女もまた 周りに分け与えてゆく。

前日に観た「PLAN75」とは真逆。
この順番で観て良かったかも。
ふんわりとした微笑みを湛える雪さんを見て
こちらは未来に対して明るい希望が見える物語でした。

うららが書いたマンガもね
わたしは泣いたよ。

「だらりどぅ だらりどぅいぇいぇいぇ」
2人でデュエットするエンディング曲もほっこりするもので 最後まで良かったです。
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