巨大な彼の姿を観ていて
「足元に落ちた物を自力で取れないなんて」
「なぜ病院に行かないの？」
マイナスな思考ばかりわたしは頭に浮かんできた。
画面からストレスを感じた。
娘は 辛辣な言葉を彼に浴びせる。
それを彼は 正直でいいと言う。
実際 彼女が撮った動画で救われた者も居たけれど
たまたまであったと思ってしまう。
褒めた行為ではなかったし。
彼にピザを届けに来る男が彼の姿を見た時の
「ウソだろ···」という言葉で
暴食を始める彼。
これも 酷い言葉だけど 正直な言葉だ。
恋人が亡くなった事をきっかけに過食症になってしまった事からも
チャーリーは打たれ弱いようだ。
それなのに 娘のキツすぎる言葉は正直で良いと褒め称える。
あらゆる事に対する彼女の反抗は
父親に捨てられた過去が大きく関係しているのは分かる。
妻もその後は大変だったろうと察する。
自分の過去を後悔し
作中の「正直であれ」という面と救いの面がうまく結びつかなくて
困惑してしまう。
治療を受ける充分なお金があった事を後に知った看護士リズは
ショックだった事でしょう。
彼女だけは 今後も思い悩むのだろうな。
ウソっぱち宣教師が救われて
本気で心配してる彼女が救われないなんて！
矛盾を感じたけど
死を迎える前に娘と自分を救うあのラストは
泣かされたわ。
ブレンダン・フレイザーの演技に。
ストーリーは ？？？だけど。
