観たかった作品が早々にアマプラへ。
ようこそ！いつもありがとうございます。笑
タイトルの「メタモルフォーゼ」とは、"変化"とか "変身" という意味なんだそう。
好きなBL作品を通し、年齢の壁を超えて友情を深めていく二人の女性が描かれている。
宮本信子さん演じる雪さんがとてもチャーミングだし、芦田愛菜ちゃん演じるうららは等身大でどちらもよかった！
この二人がかつて祖母と孫を演じていた『阪急電車』も大好きな作品なので、そちらもまた観返したくなった。
「好きなものについて誰かと話したい」という気持ちはすごく理解できる。
一方でうららの「でも知られたくない」「もしも好きなものを貶されたら…」という相反する臆病な気持ちや人気者の同級生を妬む気持ちもとてもリアルで共感する。
また、嫌な人が出てこないところも本作の魅力だと思う。
幼馴染の男の子はうららのことを気がけてよく声をかけるが、その性格をしっかり理解していて、揶揄ったり馬鹿にしたりすることもなく、うららが大切にしている部分には決して踏み込んでこない。
その彼女も変な嫉妬から嫌がらせとかしてくるのかと思ったら、ひたむきに夢に向かって努力するただのいい子。笑
雪さんの娘もうららの母親も理解があって、コメダ先生もいい人だし、印刷屋の親子も微笑ましくてほっこりする。
好きなものの前では年齢なんて関係ない。
何かを始めるのに遅すぎることなんてない。
そんな優しいメッセージを感じ取れる作品だった。
