このレビューはネタバレを含みます
よかった。期待してたものが全部見れた。バーフバリよろしく様式美もここまで過剰にやられると笑顔になってしまう。
台詞じゃなくて音楽とカメラが観客に「ここでこういう感情になってください」というのをすごくわかりやすく伝えてくるので長さを別にすれば小学生でも楽しめると思う。
改めてこういう映画を見ていいなあと思うの、もはや無意識にしている考察やツッコミによる構造的な見方に対して飽きや疲れがあってその反動なのかもと思った。この映画は別に考察とかないし、ツッコミはもはや野暮。「うるせえ!この俺の面白いアイデアを!このカッコいい画を見ろ!」っていう監督の主張に全力で頷いてしまう力がある。
中盤、ラーマが「武器を届けようとしたのは間違っていた。ビームの感情には民衆を武器にする力がある」というようなことを言ってて、銃じゃなくて民衆のマンパワーで倒すのかなと思ったのに、最後はきっちり親玉の心臓に銃弾を打ち込んでて銃も村に届けてて笑った。あの話どうなった!?でもいいと思う。
あと白人のお嬢様、途中から消えてた。最後、「あ、君いたの」ってなってしまった。