あまのうずめ

RRRのあまのうずめのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
4.3
イギリス総督府のスコットはアーディラーバードの森へ狩りに行き、帯同した夫人は部族の少女を気に入り連れ帰ってしまう。追いかけた少女の母に守衛隊は銃を向けたが、スコットはインド人を殺すのに銃弾は勿体無いと言う。


▶︎インターバルはあったが一気に観られた。歌とダンスが入るミュージカル調のインド映画の概念がガラリと変わった。勿論両方ともあるがストーリーを重視していて、更にドラマやパーカッション強めの音楽が印象的に華を添えてる。

戦闘シーンに驚いたり笑ったりと常に高揚感があり主演二人の肉体にも釘付けになった。そこまで大丈夫かと言う程イギリスのディスり方に遠慮が無く、ディスりと言ってもビームとラーマには実在のモデルがいるということなのでほぼ事実であろうことは想像に難くない。

勧善懲悪的物語で日本のチャンバラに近いものを感じた。鑑賞中に何度も「上手い!」「上手いなぁ」と演技や演出に叫んでしまった作品は初めてだ。ヒットしただけで無く2020年代の代表作となり得る作品だと思う。