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ドライビング・バニーのAzminのレビュー・感想・評価

ドライビング・バニー(2021年製作の映画)
3.5
私の大好きなトーマシンちゃんが出ているので楽しみに鑑賞。

主演はエシー・デイヴィス。
この人、「ババドック」や「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング」などの怖い女のイメージが強く、どんなキャラを演じるのか期待してました。

やっぱり思ってた通り、どこか変。
夫殺しで服役後、子供2人を引き取る為に車の窓拭きをしながら頑張ってお金を貯めているバニー。
それだけ書けば健気な女性に思えるけど、バニーはこうと思ったら人の言うことを聞かず暴走してしまうタイプ。

子供への愛情は深く、児童保護課の人に止められているのに、つい一目見たさに里親の家に行ってしまったり、妹夫婦の家に居候させて貰うも、妹の連れ子トーマシンちゃんが夫にちょっかいを出されていると知ったらとんでもない暴行や愚行で反撃したり。

見ていてユーモアセンスもあるし、子供の為にそこまでやるか~と思うようなぶっ飛んだことをしてみたりと、バニーからなかなか目が離せません。

こんな展開なので、クライマックスのかなり無理のある役所立てこもり
事件でも、ついついバニーなら凄いことをするんだろうなぁと思ってしまうんだけど…。
現実はそう甘くはなかった。

それでもバニーのパワーなら、いつかきっと子供としあわせに暮らせる日が来ると信じたい!
エシー・デイヴィス、前から上手いなぁと思ってたけど、この作品でかなり好感が持てました。

トーマシンちゃんは影のある女の子の役がすっかり板につき、独特の高い小さめの声で話すのがとっても可愛い。
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