リラリオ

ドライビング・バニーのリラリオのレビュー・感想・評価

ドライビング・バニー(2021年製作の映画)
3.0
日々路上で車の窓拭きをし、日銭を稼いでいるバニー。
夫の暴力から子どもたちを守るために夫を殺し服役、2人の子どもは里親のもとで育てられ、家庭支援局の監視付きでしか会うことができない。
バニーの夢は家を借り、再び子どもたちと暮らすこと→「金貯めて…家借りて…また家族水入らずで暮らすぞ!」日銭をコツコツ貯金→待ちに待った子どもたちとの面会交流→娘シャノンに、誕生日はプール付きの新居で一緒に過ごそうと無茶な約束をしてしまう→息子「夢みたいなこと言ってんじゃねぇよ…」

バニーは、妹夫婦の家に居候→朝から晩まで働く妹グレースに代わり、家事や子供の世話をする→ある日ガレージで、妹の夫ビーバンが姪トーニャに言い寄る光景を目撃してしまう→「この変態野郎!!!」→ぶん殴る→「車の運転教えてただけだ!情で泊めてやった礼がこれかよ!さっさと俺の家から出ていけ!」→追い出されてしまう→グレースの帰宅を待ち、ことの経緯を説明→「何ぃぃ!!」→グレースはビーバンを問い詰める→が、「俺が継娘に手を出すわけないだろ?家のあるうちらを妬んでいるんだよ…」と言いくるめられてしまう

住むところを失い、コツコツ貯金も没収されてしまったバニー。
清掃の仲間の家に転がり込む→暖かく迎え入れてくれた大家族→優しいママ→「家族っていいな…」→無断で子どもたちに会いに行ってしまう→里親に見つかる→「ちくしょう!一緒に暮らしてぇ…家がないと…」→考えたバニーは、大家族が留守中に家庭支援局の担当者を呼び、「家見つかりました!ここが新しい自宅っス!」と嘘をつく→そこへママが忘れ物を取りに帰って来る→「???」→「あの…大家さんっス」またまた嘘をつく→察したママは、話を合わせる→何とかその場を乗り切るが…罪悪感パない→バニーは家を出ていく…。

一緒に過ごすと約束したシャノンの誕生日が迫ってくる→「何とかせんと…」→バニーは、ビーバンの車を盗む→ついでにトーニャも救い出す→以前内見に行った物件に忍び込む→「ここで暮らすよ!」勝手に住み着く→が、即バレる。

とうとうシャノンの誕生日→口座残金は3ドル…持ち金合わせても足りねぇ…→パーリーグッズなど大量万引き→家庭支援局へ→無断訪問がバレ、子どもたちは別の里親の所へ移され、担当者も交代→「居場所は教えられません!」→が、なんとか入手。

約束の誕パ開催のため、子どもたちのいるテームズへ向かったバニーだが…。

おい!!行き当たりばったり過ぎんだろ…。そりゃそうなりますわ。
奮闘と希望のミラクルロードムービーと謳っているが、奮闘というより空回り暴走、希望<失望、ミラクルは起きず…そして、ロードムービーではなかった…。
生きることに不器用な母ちゃんがヘマをしまくり、立てこもるムービーでした。
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