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レンフィールドのSSDDのレビュー・感想・評価

レンフィールド(2023年製作の映画)
3.9
◼︎概要
ドラキュラ伯爵に大きな契約を取りに訪れた不動産弁護士。彼はドラキュラの僕となることで不老を得て、仕えることになるがエゴイストな伯爵から受けるモラハラに耐えかねて自己を見直す…。

◼︎感想(ネタバレなし)
真っ当なバンパイア物でゴア表現が激しく、ブレイドも真っ青なグロゴアバンパイアアクションムービー。

わざと古めのジャケットとはギャップがあるドラキュラのエフェクトが気合が入っていて、バンパイア好きなら楽しめます。

ハイテンションなコメディホラーで言えばタッカーとデイルがお気に入りだが、そこまで笑えるわけではないものの馬鹿馬鹿しいほど強い人外のハイテンションアクションは楽しめました。

もうひとつ抜けないB級感はところどころ主役二人以外のキャストの演技力の差なのか。いまいち乗り切れないストーリーがモラハラと共依存という現代社会の問題みたいな扱いが少し邪魔だった。

とはいえキックアス的なノリでバスバス人が殺戮されたりするコメディが観たければおすすめできる作品。

エンドロールでは本編には使われなかったハイテンションなシーンが盛りだくさん使われて、制作側が楽しんでるのがよくわかる作品。












◼︎感想(ネタバレあり)
・レンフィールド
うじうじと被害者ツラしてハッピーエンドは割と気に食わない、自身と向き合ったみたいな感も薄いし、ドラキュラマフィア部隊が街を蹂躙していくバッドエンドの方が痛快だった。
結局つけいられたみたいなこと言ってるが、搾取する側に回っておこぼれに預かってた人間が笑って終わる方が胸糞が悪い。

というかそんなにモラハラ上司という感じではなく、単純にレンフィールドが落ち目になったドラキュラ見限ったという、とことんまでその時の流れに身を任せて好きなようにやってるだけの男。同情の余地がない。

・正義感警官
特殊部隊殺戮しまくるまでやる正義感の持ち主が最後レンフィールドに罪を償わせないのはどういうオチなんだ…。

・総評
主人公に難は感じるが…色彩、ハイテンションなゴアアクション、VFX、ニコラス・ケイジのクラシカルなドラキュラなど見どころは沢山。
バカ映画なのにメッセージ性はいらんのよ。製作者達の楽しんで作られた映像をかれでもかと魅せられた感じがして大満足でした。
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