磨

BAD CITYの磨のレビュー・感想・評価

BAD CITY(2022年製作の映画)
3.6
“顔面凶器”こと小沢仁志アニキが自身の60歳還暦を記念し、“OZAWA”名義で製作総指揮、脚本、主演を兼ねたアクション映画。

Vシネのような…
というか、Vシネそのもの(笑)
一応、ヤクザ映画ではないのだけれど(警察映画です笑)、メンツがそちら系の映画の人達ばかり。本宮泰風・山口祥行・中野英雄(←太賀パパ)という〈ネオVシネ四天王〉のうち3人も出演、初代四天王の小沢アニキの還暦を盛り上げている。

ヒロイン(?)は坂ノ上茜ちゃん。“町中華の伝道師”として一部界隈で人気沸騰中。“町中華姉さん”高田秋ちゃんと共に応援しています(このくだり何いってるかわからない方は無視してください笑)


アクションシーンの入れ込みも半端なく、監督&アクション監督の園村俊介、冒頭からひと味もふた味も違うキレッキレアクションで魅せるのはTAK∴こと坂口拓という、このジャンルで日本を代表する2人が顔を並べる。
そして、この映画のために徹底したトレーニングを行い強靭な肉体を作り上げた小沢アニキもCGやスタントなしのアクションを披露してくれる。

物語としてはツッコみ所の塊のような映画だけど、なんだか“魂”のようなモノを感じるこういった作品は嫌いじゃない…いや、好きなのです(笑)

それにしてもアニキと壇蜜の会話のテンポが妙にシンクロしてて笑った。
磨