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サバカン SABAKANのhuaのレビュー・感想・評価

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)
3.8
ポスターの絵を見て、目の悪い私はなんとなく陸上競技の話だと思っていたら全然違った。
よく見たら久田家の人々と竹ちゃんだった(どうでもいい話)。

1986年、小学生の夏休みが懐かしさと共に瑞々しく描かれている。
常に喧嘩腰の久田家両親。いつも斜に構えたような竹ちゃん。
そんな彼らがときおり見せる優しさがたまらなかった。

ひと夏のあの冒険の日をきっかけに、距離を近づけ「またね」と言って手を振る2人は紛れもない友達で、分かっているのに自信が持てない心情も伝わってきて、ホームでのシーンは涙が溢れてしまった。
内田のじじいもよかったなぁ🍊

そしてサバの歌もサイコーだった。

しかし、あの時あの場所に由香がいなかったらどうなっていたのかとゾッとしたり、いくらなんでも失礼過ぎる商店や、2人の別れの理由が違うものであれば、後味がもう少し爽やかだったかなとも思った。
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