shunta

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのshuntaのレビュー・感想・評価

5.0
アメリカ?に住む中国人女性。
夫と駆け落ちしアメリカン・ドリーム…。
ところがどっこい、オンボロコインランドリーの
経営者。領収証の山。変な客の相手、介護の必要な父。
娘は大学中退。夫は頼りない…しまいに離婚を
切り出される。ひっちゃかめっちゃかななか、
国税庁の書類申請の期限が…税務官相手に話を
していると、変な声が…。遥かかなたの宇宙に生きる
人類?とマルチバースで繋がっちゃった!
何と宇宙を破壊する最強の敵と戦える素質を
私がもっていると…何じゃそりゃ〜!

まぁ〜設定がぶっ飛んでいて斬新。
頭がついていかないストーリーのぶっ飛び加減。
またまた映像もぎゃ〜っ!ひぇ〜っ!とぶっ飛び
まくっているので笑えるし考えるし忙しい。

ただラストめがけて収束していくんです。
しめるところはしめる。感動なんです。
観終わって咀嚼しだすとジワジワくる。

テーマは家族や過去の選択で、主人公は自分が
選択して今があるのに、どこか周りのせいにしてる。

変わるのは自分しかないという普遍的なテーマを
こんなぶっ飛びまくったストーリーで観せるとは。
テーマに感動するより、こんなストーリー展開で
伝える??という斬新な挑戦に感動する。
その挑戦は大成功だと思います。

アカデミー賞にノミネート…納得です。必見!
shunta

shunta