このレビューはネタバレを含みます
これは前評判通り、情報盛り沢山でカオスな映画だー!
と思いきや、意外とシンプルで観やすい映画だったかな。
都合の良いマルチバース映画でもなく、ただのケツカンフー映画でもなく、ど直球な優しさ賛美がテーマ映画で、終盤のクライマックスでは涙ぼろぼろ。(そういえば、スイスアーミーマンも優しさに溢れてたよね)
同じ役者が、互いに影響し合う多様な役を演じるのはクラウドアトラスを彷彿とするものの、こちらは各キャラの振り幅が振り切りすぎて出演者みなさんアッパレ。
また、MVのようなお洒落な映像編集もそうだけど、色んな映画のパロディがあったり、ベーグル⇔ギョロ目など至るところに”対比”が散りばめられたり、小ネタ満載で何度も観たくなってしまう。
アカデミー賞総ナメな内容だとは思わないし、あのバカバカしい下品なギャグについていけるかで思いっきり好みが分かれそうだけど、間違いなくこの1年で観た映画の個人的ベスト2!(1はもちろんトップガン)
しかし、まさかナチョリブレのコスプレをした渡辺直美みたいなキャラを観ながら、号泣してしまうとは・・・・