このレビューはネタバレを含みます
これぞPTA映画！
開始０秒からエンドロールが終わるまで、１秒も捨てシーンがなくスクリーンに釘付けの映像体験！いつものゆる～いスタートから、ジェットコースターのように突っ走っていく展開で、観終わった後は汗でぐっしょり。
アメリカ生活も70年代も未経験だけど、あんなこじらせ恋愛を観せられて、”懐かしくて甘酸っぱい”気持ちになるなんてアラ不思議。
さらに、登場人物だいたいクズor歪んだ性格で感情移入できないはずなのに、なぜか一緒に喜怒哀楽を分かち合い一生懸命に応援しちゃうのは、PTAマジックなんでしょうね。（この映画に限らず、他の作品もそうか）
ショーン・ペンの低音ボイスやトム・ウェイツの逆光登場シーン、ブラッドリー・クーパーのガソリンファイアーやトラック坂道バック爆走シーン、日本人嫁のちゃんとした日本語や絶妙にキモいスティーブとか、称賛すべきシーンが盛りだくさん。
映画館で観なきゃ損損！
あと、フィリップ・シーモア・ホフマン好きとしては、ホフマン息子の次回作は楽しみですね。
