このレビューはネタバレを含みます
こりゃスゲー!
どの登場人物も心情の表現ないし、いつものジョニグリの不穏な音楽が不安を掻き立てるし、分かりづらい内容なので好みは真っ二つに割れると思うけど、個人的にはとても良し!
毎度不幸そうなキルスティンダンスト、男尊女卑キャラ演じてたけど最もロマンティックで可愛い役を演じたカンバーバッチ(バンダナ首に巻いたり、正座で泥を塗ったり、私はキュンキュンです)、「こいつは絶対ゲイ枠でしょ」と視聴者をミスリードさせたジョニグリそっくりなピーター君、故PSホフマンの息子•マットデイモンの弟の彼、派手さはないけどジワジワと観る者を虜にする役者たちの演技のおかげであっという間の2時間。
渋すぎるが故に単調でつまらないという人がいるかもしれないけど、バンジョーとピアノの戦いだけで観る価値はあるでは。
説明なさすぎてカンヌっぽいなー、と思ってたらパルムドール受賞したことのある監督作品だったのね、納得。